施工実績
投稿日:2023.06.21 | カテゴリー:その他
エルメスのドゴンといえば大判の二つ折り財布ですが、最大の特長は柔らかでしなやかで何か触り心地が良い。流石エルメスですがやはり長年使い込めば色々と傷んできます。今回はダメージが結構大きい状態のドゴンでしたが、素材の良さもあり綺麗に復元できました。
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折り曲げ部表皮のひび割れと脱落、曲げ部両側の縫糸解れ、止めベルト糸解れ、曲げ部外端ぶ擦り減りなど。
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折り曲げ部表皮のひび割れと脱落は、革を被せて貼り付ける方法を検討しましたが高貴なエルメス製品のイメージを保つため断念。専用パテを平滑に塗り上げるという最も手間の掛かる方法で補修、シボ模様の再現は出来ませんが綺麗に出来上がりました。
投稿日:2023.06.12 | カテゴリー:その他
ヴィトンのダミエもモノグラムも素材は丈夫で長持ちです。革ではなく塩ビ樹脂なので当然とも言えますが、それでもダメージは蓄積し修理が必要なときはやって来ます。曲げ部の糸切れと剝れとホックの破損を直しました。
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投稿日:2023.04.30 | カテゴリー:バッグ
シャネルのマトラッセは非常に柔らかで手触りの良さ魅力です。それだけにスレなどには弱いデリケートな革素材が使われています。という事でスレて毛羽毛羽になった角部やツヤを失ったマトラッセの塗替えです。ただ塗り替えるだけでは毛羽毛羽やツヤを復活させることは出来ませんので行程数は増えますがひと手間ふた手間加えて前処理をいたします。今回はbefore画像がございませんがこの様に甦ります。また、表皮の耐久性を高めスレに強い特殊コーティングを施しました水濡れにも強くなり雨の日でも安心して持ち歩けます。
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投稿日:2023.04.17 | カテゴリー:その他
キルト系素材の補修が最近多くなっています。シャネル・キルトは柔らかくて手触りが何とも言えず良い感じなんですよね。専門用語ですが銀面と呼ぶ革の表皮が極薄い素材なんです。一般的に革は擦れに強いとは言われていますが表皮が薄い分だけスレにはあまり強くはなくて、擦れて毛羽毛羽になるのもこの素材の特徴です。でもご心配には及びません綺麗に補修出来ます、そしてスレから守るバリアコートで施せば完璧です。
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投稿日:2023.03.29 | カテゴリー:バッグ
革製品を無駄にしていませんか?着古した革のコート、流行が去ってもう着れないと思っている革ジャケット、色褪せやシミなどで着れなくなった革製衣類。それらをバッグに生まれ変わらせることが出来ます、ご存じの様に革は丈夫な素材ですから何年経ったもいや何十年経っても使い続けることが出来るのです。
今日は、その一例をご紹介いたします。

出来上がったバッグ

このコートから切り出した毛皮で作りました。