施工実績
投稿日:2023.07.05 | カテゴリー:その他
コロナが5類になってもアルコールによる手指消毒は習慣的に行っている人は多いはずです。今日はアルコールを含んだウエットティッシュが革製品に接着して取れなくなったトラブルを紹介いたします。ふを拭き終わったウエットティッシュを財布に触れたまま一晩放置しておいたらくっ付いて細かい繊維が正に植毛したようになって取れなくなったというものです。皆様も気を付けて下さいね。
赤色を塗るのは難易度(施工料)が高いので塗ることなしに接着した不織布繊維を除去すの方法を選択、なので完全には撮れていませんが気にならない状態にすることが出来ました。
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投稿日:2023.06.27 | カテゴリー:バッグ
ヴィトンのエナメル素材ヴェルニラインのバッグ、塗替えをいたしました。元々のマスタードイエローが変色、お客様は黒色への塗替えの希望です。元の色への復元も可能ですが気分転換の意味もあるのでしょうブラックの希望でした。勿論色の変更は可能ですしエナメルの復元もし実施します。
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投稿日:2023.06.21 | カテゴリー:その他
エルメスのドゴンといえば大判の二つ折り財布ですが、最大の特長は柔らかでしなやかで何か触り心地が良い。流石エルメスですがやはり長年使い込めば色々と傷んできます。今回はダメージが結構大きい状態のドゴンでしたが、素材の良さもあり綺麗に復元できました。
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折り曲げ部表皮のひび割れと脱落、曲げ部両側の縫糸解れ、止めベルト糸解れ、曲げ部外端ぶ擦り減りなど。
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折り曲げ部表皮のひび割れと脱落は、革を被せて貼り付ける方法を検討しましたが高貴なエルメス製品のイメージを保つため断念。専用パテを平滑に塗り上げるという最も手間の掛かる方法で補修、シボ模様の再現は出来ませんが綺麗に出来上がりました。
投稿日:2023.06.12 | カテゴリー:その他
ヴィトンのダミエもモノグラムも素材は丈夫で長持ちです。革ではなく塩ビ樹脂なので当然とも言えますが、それでもダメージは蓄積し修理が必要なときはやって来ます。曲げ部の糸切れと剝れとホックの破損を直しました。
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投稿日:2023.04.30 | カテゴリー:バッグ
シャネルのマトラッセは非常に柔らかで手触りの良さ魅力です。それだけにスレなどには弱いデリケートな革素材が使われています。という事でスレて毛羽毛羽になった角部やツヤを失ったマトラッセの塗替えです。ただ塗り替えるだけでは毛羽毛羽やツヤを復活させることは出来ませんので行程数は増えますがひと手間ふた手間加えて前処理をいたします。今回はbefore画像がございませんがこの様に甦ります。また、表皮の耐久性を高めスレに強い特殊コーティングを施しました水濡れにも強くなり雨の日でも安心して持ち歩けます。
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