バイクジャケットのリペア
投稿日:2013.04.19 | カテゴリー:レザージャケット
デザイン的には古さを感じるレザージャケットですがそれ程古い物ではなさそうです、裏地はイギリスのブランド ドーメル社製を使っています。全体を同色で塗替え、左肩部の穴修理、右袖のスレ修理が今回のリペア内容。
【before-1】 【after-1】
【before-2】 【after-2】
【before-3】 【after-3】
直径2~3mmの穴が二つ。どうやって開けたのでしょうね、まるで吸血鬼に血を吸われた跡の様です。 この穴のリペアについて少し紹介します、先ず裏当てに使う薄くて柔らかい革を選びます。より薄くするため革の裏側を削ぎ落します。
裏当て用の革をこの穴から入れてキレイに広げ、接着剤で貼り合わせます。そして窪みの段差をなだらかにします。
窪みを革用パテで埋めます。パテ表面に、周囲の革表面から写し取ったシボ模様(革のシワ)を転写し、加熱硬化すると革と同じ様な柔軟性のある表皮が出来上がります。後は着色して完成です。